【超長文】ぐりタンに送った本と送ってもらった本と経済と つづき

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土曜日は大ネタを仕入れました。
タイルが一枚だけ浮き上がってたりすると気になりませんか?
愛のくすぶる、ちうべいです。

前回の超長文から、やっと本題に入る。

日本という土壌での経済の今後目指すべき世界だ。
先週だったと記憶するが、日本最強のデイトレーダーの話を紹介したと思うけど、その中で四年ほど前に示唆した一文があった。世界経済の動向を見切ったかのような名文だったが、それを読んでてある事に気付く。
結局投資家諸氏も「実物経済」が潤わなければ彼ら自身儲からないのだ。当たり前だ。彼らが投資の対象としてる中に株式なりがあるが、その株ってのが実物経済そのものを担う事業体のはずだよね。空売りだのなんだのあるけど、基本的にはやっぱり投資対象が潤ってくれないと資産も目減りしちゃうわけだ。

ここでポイント。実物経済をやってる以上、株式公開するほどの規模の会社なら、その多くはマクロなビジネスをしなきゃならんってこと。当然だよね。薄利多売。一部富裕層だけに向けたビジネスばかりで世の中が成立するわけないんだから。所謂「誰でも知ってる」ナショナルブランドを持つ企業とかがそれに当たる。そういう、「誰でも知ってる」会社の客は一般層ってことだよね。これ結論。分かる?

先述投資家が指摘してるけど、マネーゲームで景気を悪くしたら消費者(一般層)が苦しくなる。そうなったら消費が冷え込んでやっぱり経済が悪くなるよ。自分達の首も絞めちゃうよ、と。
目からウロコ。

半年以上前だろうか。ここでも軽く取り上げたが、車販売の国内成績が伸びないらしい。
当然だ。みんな貧乏なんだから。アタシの友達にも大学出て普通に仕事してて年も30超えたのに手取り給与が20万切るやつとか普通に居る。ワーキングプアだね。女房も子供も居る。幸いそこは嫁さんがランクの高い公務員やってるけど、それが高卒の元ショップ店員とかだったら目もあてられない。
こんな状況で誰が車買うの?

前回の話とやっとリンクする。
勝ち組負け組なんて言葉があるけど、こういう話題で使ってる奴はアホだよね。言葉の本質を理解していない。
アタシの学友に某大手証券会社に就職決めたコがいる。そのコも堂々と「四大証券は絶対潰れん」って言ってたんだけど、2ヵ月後に山一は潰れた。そのコが入る予定だったのは山一じゃなかったけど、同時期に不祥事発覚で「研修ではないお呼び出し」を頂戴して、会社側に謝られたらしい。何だそりゃw
話が逸れた。
だから、勝ち組なんてのが時代の中で流転するのは当然。現在だけを見て勝ち組を誇るのは間抜けの骨頂。この辺の話題は控えめにしておくとして、名士の話があった。陳グンタンの九品中正の話もした。
マイケル・ムーアあたりの本を読んだことがある人なら知ってるだろうし、「ジョンQ」って映画を観たことある人なら分かるだろうけど、「自由の国」とやらで今「一発逆転ナシ」の社会ができつつある。
日本でも乖離が生まれて久しい「格差社会」の最たるものだ。
日本国内で今起こっているのはこの格差社会の硬直化。

①高い金払って高い塾に入れる
②ええとこの大学に入れる
③ええとこに就職する
④子供を高い塾に入れる

と、①~④の無限コンボが出来上がりつつある。この構図、何かに似ている。そう、中国の支配体制だ。一部の人間だけで政府の主要ポストを回し合い、愚民は永遠に搾取されゆくだけ。日本もそうなりかねない瀬戸際だ。
まぁ中国の場合、偽装好景気だからある程度はその崩壊を生ヌルく見守っていればいいけど、さすがに自国内のことなどは放っておけない。
トヨタが過去最高益だのなんだの言っているが、国内で伸び悩んでいては未来などあるまい。国内の小さい工場が潰れたら中国にシフトすればいいって問題で済むはずがない。一般層の購買力は間違いなく落ちている。広告関係の業界で仕事したことのある人間も、この辺は痛感しているはずだ。大手広告代理店の搾取はこれまた一般層の購買力を下げ、広告そのものの商品価値を落とす。
求められるのは平等だが、この場合の平等とは「平等な結果」ではなく、「平等に努力できる環境」であろう。正直者が馬鹿を見るという言葉もあるが、小ズルく立ち回れるだけの人間が「自らの保身」のみを考えていてはやがてその土壌自体崩れる。今はその崩れる土壌になりつつあるのだ。

小泉以降の欺瞞に満ちた景気回復、「その場しのぎ」の極みに気付かないと「支配層」と「被支配層」の固定した「萎縮し続ける世界」を生むことになる。
ワーキングプアが闊歩する今の世の中を解消しないと、「今が良ければいい」人たちによる嘘で塗り固めた「平穏で安定した日々」も終わることになる。

役人が腐りきっている状況では社会が硬直してしまい、ドラスティックな変革もできない。あらゆる汚職を始めとする「ズル」を許してはならない。だからこそ厳正な「法治国家」へのシフトが急務なのだ。
年金問題で牢屋にしょっぴかれた職員は10人に満たないはずである。全員捕まえなければ法治国家ではないし、「正直者が馬鹿を見る」世の中の典型ではないか。
中央政府、役人の腐敗からあらゆる王朝が滅びた事を隣国の歴史からも学び取ることができる。

秋山を見て、「ルールの中で強さを競う」という大前提が担保されなければ誰も金を使わないだろうとの想いを益々強くした。
「頑張っただけ豊かになる」概念が担保されない世の中で、一体誰が汗水流して真面目に働くというのか。

少々大きな話になったが、こんな感じ。

あと、ぐりタンにもらった三国志の本で印象深かったのは劉備像。傭兵集団との概念は大変に新鮮で面白かったwまた、高身長でリーチも長く、「血の気の多い」w劉備の戦闘力を高く評価していた。それを思うと現在の桃園劉備のスペックも合点がいくwww

劉備つおいよ、劉備(´∀`)

やるおが格闘家を目指すようです4
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