ぬっこぬこ 9

平成23年5月16日 02:40
ハル 永眠
 
こちらのブログでも短い期間ながらその生き様を報告させていただいておりましたハルですが、本日深夜に他界致しました。
ご心配おかけしました。
お世辞にも安らかな最期とは言えず、壮絶な幕引きとなりました。
以下は詳細になります。
いい表現は書いてありませんので、ご注意下さい。
 
土曜日に施した経鼻カテーテルでの摂食ですが、内臓が受け付けなかったのでしょうか。
ビクビクブルブル震えながら吐き続けるハルを抱えて妻が寝室に飛び込んで来たのが2:30ほど。
約10分間、吐かせて心臓マッサージを素人ながらに続けましたがもう身体のどこにも力が入っていない事は明らかでした。
妻も心臓が動いていない事を確認し、02:40死亡確認となりました。
 
妻は涙が止まらず、この子が果たして幸せだったのかどうかとの思いが断ち切れない様子。
しかしながら、無常にも物理的なお別れはやってきます。
今夜、動物霊園にて合同葬ながら荼毘にふされます。
 
妻は今回、猫を家の中で飼うのは初めてながら、実によく頑張りました。
いい獣医さんと出会えた事も大切ですが、彼女自身、自分で調べてたくさんの看病、介護をしました。
経鼻カテーテルも彼女の調べてきたことです。
これまたド素人の私から見て120点の飼い主だったのではないでしょうか。
 
それと同時に、「してあげられることは何でもしてあげよう」という姿勢が悲劇を演出したとも思っています。
ご飯を食べなくなってからの対応として、経鼻カテーテルを選んだのは状況の中ではベストだったのかもしれませんが、見ていて実につらいものでした。
人間にも「尊厳死」や「満足死」があるように、猫にもそれらがあっていいのかもしれません。
もちろん、おなかに溜まる水が胸に来て、呼吸が苦しくなったら安楽死させようとは合意していましたが、あまりに壮絶な最期に私自身、看取っていて非常につらかったのです。
 
今後も猫との生活は、人生は続きます。
ムン一匹にはできませんので早ければ一ヶ月ほどで新しい猫には来てもらう予定ですが、その付き合い方を考えさせられたものです。
 
最後に。
よそ様からいただいた大切な御嬢さんをこんなに早く死なせて本当に本当に申し訳ない。
元の飼い主様から、今回の病気を経て、思いのたけを綴ったメールをいただいておりました。
それだけに、いきなりこんな事になってしまい、もう言い訳のしようもありません。
唯一の救いはムンが相変わらずアホアホ全開ぶっちぎりに超元気な事です。
「子供は元気だったらそれでいい」と色んな所で聞きますが、真実ですね。
それ以外望みません。
少ししつけますけど。
ハルがうちに来てくれて、私達はとても幸せです。
これからもずっと忘れることなく私達夫婦の胸に生き続けます。
ありがとう