新婚旅行記 二日目②

つづき
 
三年前に訪ねて来た時と同じホテルに住んでた。
ここは一定以上より上の階は賃貸で貸してるのよね。
だから、住人を訪ねて来た人は裏口から入らないといけない。
へへへ、ちゃんと学習してるんだぜ。
郵便受けを見て、部屋番号を確認。
呼び鈴を押す。
嫁「タカシ、それ違う部屋や!」
ち「・・・、(;´∀`)」
ほら、似たような日本名をローマ字表記にするとちょっと混同しちゃうじゃん?
二度目の正直で友人、ホテルマン・ヒロ登場。
ヒ「Hallo...」
むぅ・・・、外人みたいやんけ!!!
ふがふがと中に入れてもらう。
お~、友よ!2年3ヶ月ぶりの再会!
嫁を会わせるのは初!
そして、奥さんとは実に3年ぶり!
昨年夏に生まれたベイビーとは初対面!!!
・・・。
・・・・・・。
部屋には3人しかいない・・・。
わし、よめ、ヒロ・・・。
ヒ「ああ、嫁さんと子供は一足先に日本に帰ってるんすよ。」
ち「ちょwwwwwそのすれ違いおいしくないwww」
なんか肩透かしだよwww
ハキハキした奥さんと会えるの楽しみにしてたし、やたらと元気そうな長男と会うのもすげー楽しみだったのに・・・!
 
腰を下ろして寝起き丸出しのホテルマン・ヒロとふがふがと会話。
どうやら、この3年間で寿司マン・ヒロになったらしいwww何だそりゃw
ここでふがふが会話していてサプライズ!
何と寿司マン・ヒロ、ドイツから我が結婚式に緊急参戦!!!!!!!!
これはチラッと夢見る事はあっても実現するなんて思わなかった!
今回の旅行で一番嬉しかったかもwww
 
言い様のない興奮をよそに、本日の希望を伝える。
ち「今日はケルンお願いね~(´∀`)」
ヒ「了解!やっぱ大聖堂っすか?何度も行ってるし大丈夫っすよ。」
ち「頼もしいのぅ~♪」
ふがふがと歩いて駅へ。ドイツで電車に乗るのは初だぜ。
ここでちょっと解説。
ドイツでは改札って無い。
厳密に言うと、日本とかみたいなチェックシステムじゃなくって切符を特定のマッシーンに挿し込んでガチョーンと押印(?)するだけ。
だから特別なゲートとかもなくホームへす~~っと移動。これはすごい違和感ありましたw
しかも切符は買うと一日中何度でも使える。
これはいいシステムかも。
また後でまとめて書きますが、ドイツは独特のマジメさと大らかさがあります。
日本人に通じる気質を感じ、ちうべいサンが憧れ、なじむ感触がこの辺にあるのかもしれません。
 
話は戻ります。
寿司マン・ヒロが券売機の前で固まっている・・・。
試行錯誤を繰り返している・・・。
後ろを振り向いた。
若い女性に「クルン(ドイツ人はケルンをクルンと言う)!ドライメン!」とか訴えてる。
・・・。
買われへんのかいwwwwwww
何度か行ったけど、それは嫁さんの手引きねwww
さすが「ドイツ語を学ぶ気なんかない!」と豪語する男は最早「漢」だぜ!
寿司漢・ヒロとふがふが電車に。
車内が若干小汚いのは仕方ないねw
何か黒人の集団に「この電車で間違いないよな?」みたいなのを確認してるw
そういうのは平気なんやねw
各駅で行く事に。
ドイツの風景は・・・、いいわ~wwwww
独特の灰色な感じが地味でいいwww
同じ車両に座ったばあちゃんと孫娘とちょっと会話したり。
てか、子供のかわいさは世界共通やね~~~~(´∀`)♪
ち「フロムジャパ~ン♪」
娘「クロアッチア~♪」
あ~、もっと仲良くなりたかったwww
 
かくして列車はケルン駅に到着。
そこそこ大きい駅舎を出る。
雨だ~・・・。
しかし、ヨーロッパはドシャ降りってのはあんまりないらしい。
霧雨に気を良くしつつ、寿司漢・ヒロが珍しくもったいぶった表現でこう言った。
ヒ「これいきなり見せてええんかな~。」
彼の笑顔の先に広がるのは・・・
 
つづく