結婚する事になった 参

熊が人を襲うのって結構ヤバい。
ダジャレが増えると罪悪感も増えてるんですよ?
愛の襲撃、ちうべいです。

どんどんいきましょう!

社会の厳しさ


前回、未払い給与が支払われるのは労基署へ申請してから3~6ヵ月後で、金額も2割引になると書きました。
こういうのは、実際に勤め先の会社が倒産したりしないと分からんと同時に、弱者救済の難しさを感じさせられます。
続いて、今回はその他学んだ事を記していきます。
ここに書いた事が何かの参考に・・・、ならない事を祈りますw


そもそも労基署へ行ったのはGWの半ばを過ぎてから、5月7日になってですね。実際に倒産になってから一週間は経過しちゃってるのです。
これは偶然とはいえ一週間のロス。何ヶ月も給料が出てない人間なら生活が破綻しかねないロスです。
しかし、それでもアタシゃラッキーでした。
以下のアイテムをゲットできていたからです。
・解雇通知(資金繰り悪化による会社都合による、と明記)
離職票
まず解雇通知ですが、これがあるのとないのでは随分違います。
あらゆる手続きの中で、「会社都合による退職」を証明するものとして「社会保険手続後」も手元に残せるのはこれだけだからです。
逆に言うと後者の離職票は失業保険(正確には失業給付)を受けるに当たって一度提出してしまえば二度と戻って来ません。
役員の連中とは4月28日以降連絡が取れなくなって久しいですので、労基署に会社からの扱いを説明するにはそういったアイテムがあるとないとでは、随分と話のスムーズさが違う・・・、と思われますw

労基署へ相談に行ってから正式に未払い給与の立替払い申請をするにあたり、もう一つ知ったのが
未払い給与の立替払いの申請をできるのは、一社から一度だけ
ということですね。つまり、会社に何百人、何千人居ようと一度だけです。誰かが代表する形で申請しないといけないのです。今回の例を取ると、まず以下の条件の違いが挙げられます。
・親会社(役員以外の従業員は10名ほど。ちうべいサン所属
・子会社A(200名ほど所属。お花の小売店、いわゆる「お花屋さん」の経営。
・子会社B(50名ほど所属。お花の花束等を大手スーパーへ卸したり、隣接する小さいお花屋さんを経営。
・子会社C(30名ほど所属。お花の花束等を大手量販店へ卸したり、子会社A・Bへ卸売り。
この場合、人数が多いほど確認作業は煩雑になり、役所での確認作業も時間がかかってしまうのです。
ましてや全国展開しているAやBはその複雑さは想像を絶します。
ここまで書いていて、ある事に気付くかもしれません。
そう、それは
通常の倒産なら債権者の一人として未払い給与のある従業員も破産管財人と交渉する
のですよ。
しかし、正式な破産申請が行われず、労基署も役員一人一人に確認作業をしたりせねばならず、これは通常の倒産よりもはるかに事態が複雑怪奇です。
役員も含めると300名は超えるスタッフを持つ規模の倒産なのに、正式な破産申請にも至らないのは稀なケースではないでしょうか。
ふざけんなw

ここでちうべいサンはまたラッキーでした。
親会社にしか経理・総務機能はなく、正社員しか居ない事もあって、かなり話はスムーズに進むのですよ。必要な資料も相当な確立で自前で用意できますし。
悲惨なのは他の会社。
「もう何がなんだか分からない」のですよ。まさにwww従業員のほとんどが「給料出てない上に本社と連絡取れない」だけの状態。
しかもちうべいサンはラッキーな事に経理なのもあって、「会社がつぶれたら労基署に駆け込む」等の知恵をつけてくれる人が居ましたが、普通はそんな事も知らないでしょう。
ましてや関東に住んでる人が大阪に本社を置く会社の件で何をどうすればいいのかなんて分かるはずもありません。

夜逃げ、なんて言葉はよくある言葉ですが、実際にそれをある程度の規模の会社の社長とかにやられてしまうと大変な事になるのです。
会社の勤怠管理は最近はやりのグループウェアで行っておりましたので、個人情報を知らない者同士でもコミュニケーションが取れ、共に闘う事ができたのもラッキーでしたね。
従業員の意見の集約も比較的簡単でしたから。当初はアタシがみんなの代表をする予定でしたが、諸事情で別の総務の方にお願いしていますし、スムーズに話が進むのはいいことです。
逆に距離が近すぎるゆえに気付くちょっとした裏切りとかがあったりも面白かったですけどねw
経理部長のお仕事を個人的に手伝って未払い給与をせしめている奴が居たりとかですねwwwww

それと、少し話が複雑になったのが当初破産申請予定だった弁護士の口座にお金を一旦非難させてたんですよね。そのお金は恐らく返ってきていないでしょう・・・。
反面、お店とか各種口座からかき集めた現金、ざっと見積もって200数十万円は社長と経理部長で持って行っちゃってるはずなんですよね。
・・・、面白いでしょう?www
普通に仕事してたらこんな話は知り得ませんわなw経理最高wwwwwww
個人的に追い込みかけても良かったんですけど、犯罪みたいな事になるくらいなら例えバカみたいな結末でも法律面でもスジを通そうと思ったのが甘かったのかもしれませんw
だって・・・、経理だし最後のドサクサに自分の給与だけ勝手に振り込んでしまったり現金で奪っても良かったんですから。
でも、これって民法でいう占有権の侵害とかにあたるのかなぁ~、とか躊躇してですねw結局プチ泣き寝入りしちゃいましたw
世の中にはそれを実行しちゃうツワモノもいますけどねwフリーのトラック運転手とか強引にお店の売上を持っていったらしいですしw
それを聞いて、「あぁ~、俺もやっときゃ良かった」って思っちゃいましたw

話は大きく変わって、失業給付。
これの手続も5月8日に職安に行って申請してきたのですよ。
離職票があったのは本当にラッキーでしたね。
無くても最終的にはいけるみたいですが、スムーズにこしたことはない。
しかし・・・、会社都合の退職であっても、
実際にお金が振り込まれるのは申請から1ヶ月後
です。
これはビックリですよね・・・。
ちうべいサンは給付日数も180日と多めなので単純計算したら半年。
しかし、ここでも落とし穴が。
月に一度給付されるのは土日等を除いた日数
なので、通常22日程度なのです。
一日の最高額が大体\6、000-未満ですので、月額にして¥120,000-ももらえません。
これは生活なんかできない・・・・・。
バイトとかしたら当然その分は給付対象外になるし。
もちろん、アテにできなくてももらわないよりマシです。
なんてったって雇用保険は給与から毎月天引きされてんですからw
それでも弱者救済の中途半端さに歴然としますよね。

最後に、大事なマメ知識。
認められるかどうかは別として、
給与として未計上の残業手当も他の未払い給与と共に申請してよい
のです。
世の中には「残業手当?何それおいしいの?!」って会社なんざ山のようにあるのですw

つづく