ハウルの動く城

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2004/日本/119min

監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
制作:スタジオジブリ
主演:倍賞千恵子

あらすじ
お針子ソフィーは、自らの勤める洋裁店を閉めようとしていたその時、たまたま目をつけられた荒地の魔女に呪いをかけられる。年老いた姿にされてしまったソフィーは呪いを解くべく、魔法使いハウルの住まう「ハウルの動く城」を探して旅に出る。
あらゆる思惑渦巻く魔法の世界で翻弄されるソフィー。果たして待ち受ける運命は。

レビュー
何だこりゃ~!ストーリー無いよ。全編通して意味不明。と、いうかつながらない。疑問に思った事を挙げるだけでも随分な行数になるんじゃないかなぁ・・・。一応、介助やバリアフリーとかもテーマに盛り込まれてるらしいんだけど・・・、バカの壁かなぁ。いまいち伝わりませんでした・・・。
戦争の愚かさを描くのも結構だし、ハウルの「今の僕は守るもののためにうんたらかんたら~」ってのも話は分かる。
でも、やはり意味分かんないよね。どうなんだろ?何でも説明を求めすぎなのかな?などと自虐的かつ、自戒の念に駆られます。・・・。ダメかもw
あ、そうそう。キムタクこと木村拓哉ハウルなのよね。でも、話は全てソフィー目線でつづられていていかんせん通りすがりのあんちゃんって感じ。それは言いすぎかな・・・。
確かに風刺も利いてるのかもしれない。例えば、家の中を切り盛りする専業主婦の気も知らずに好き勝手する大黒柱、とかね。違うのかな?
最近いろんなところでデーブ・スペクターが日本のドラマのレベルの低さを指摘してるけど、これはアタシも随分前から感じてること。安易なキャスティングが多すぎるのよ。木村拓哉はできる範囲内での仕事はしてるけど、彼はどの映画やドラマに出ても「木村拓哉役」なのよね。ソフィーも若い姿の時は別の人で良かったんじゃね?とも思う。倍賞千恵子好きだけど。
機械の独特の描写は相変わらずの高いクォリティと言えると思う。カルシファー、マイクルのかわいらしさも安定しており、何ともジブリらしい作品。
ただ、開幕で空を飛ぶ少女・・・、正直、飽きて久しい。
やっぱり彼はもののけで辞めとくべきだったんじゃないかなぁ~。

採点
☆☆☆★★
限りなく2点に近い3点です。
機械の描写をはじめとする、ジブリクォリティはさすがの一語。
一度くらいは見てもいいかと。
色々引っかかった人は何度か見てください。