シケー!

果たして、題名のギャグを知ってる人が何人いるか・・・。
かくいう私自身知らないのだから手に負えない。

さて、タイトルを軽めにしたのは、また通りすがりの人にぶっ飛んだコメをいただくのが面倒だからだ。

ま、今更の感もあるけどね。

それでも公開記事にしちゃおう。


ネタ振り。
日曜日、地元で辛坊治郎の講演会に行ってきました。
そう、ズームインとかに出てるよみうりTVのアナウンサーで「たかじんのそこまで言って委員会」の司会ですね。
正直な話、「わ~、タレント(正確には違うw)や~(´∀`)」くらいの気持ちで行ったんですがw実際、会場はスシ詰め。500席くらいのホールに立ち見を含め600名以上入ってましたね。本人も恐縮だったらしく、「こんなに入るとは・・・。皆さん、立ってまで聞く話ではございません。どうぞそこらに座ってください」と言ってましたが。
お題は「正しい情報の選び方。報道の現場から」でした。これも関西の人間らしく、つかみに笑いの取れるネタから始め、最後はなるほどと思わせるオチにつなげる、となかなかに聞かせる話でした。
その中で言っていたのが「情報を鵜呑みにしちゃダメよ~、少なくとも他人に伝える前に一回は確認しようね~」ってな事でした。天気予報レベルの事なら、およそ多くの人は大した影響も無い事だろうが、「××な犯罪が横行」とかってなるとまた話が違う。そういう事でしたね。

聞いててためになる話もあり、番組作りの裏側も聞け、なかなかに楽しめました。
ただ、主催者が人権屋だったのが失笑モノでしたがwww
てか、挨拶に来てた市議会議長が昔の友達のオカンでしかも例のホーホケキョ団体ってwwwww
俺の一票じゃどうにもできねぇなwwwww


さて、それを聞き終わって帰ってから。
予約録画しておいた「たかじん」を見ました。(同時開催だったのよ。だから辛坊曰く「あ~、残念でしたね。今日の放送はメチャクチャ面白いかったのに!」と笑いを誘っておりましたw)
これの前半のテーマが「死刑」ですね。

そう、この番組での「死刑」をめぐる裁判における橋下弁護士が訴えられたのは皆さんもご存知かと。
その番組についに「死刑廃止論者」が来たのです。残念ながら、橋下弁護士と争っている山口県光市母子殺害事件弁護団の人間ではなかったですが、「死刑廃止論」の中では比較的大物と言っていいような人物でした。明治大学の名誉教授菊田幸一氏がその人。

肝心の内容ですが、もうこれまでにないくらいのヒートアップ。
話は噛み合ってんだか噛み合ってないんだかも分からないくらいの大論戦でした。
要旨をまとめるとこんな感じ。

死刑廃止論サイド
・仇討ちは不毛
・国家による殺人である
・世界的に見て遅れた制度
・被害者は裁判に関与するべきではない
・加害者の人生における「ひとコマの過ち」で命まで奪って良いものではない

死刑存置論サイド
・殺人等の重要犯罪は命を持って償うべき
・被害者、同遺族への配慮

存置論は随分と単純な主張に要約されますね。ある意味当然とも言えますが。
まぁ、ニコニコとかでアップされてると思いますので、内容については動画を実際に見て下さい。


ここから、アタシの見解です。
元々は死刑廃止を、と思っておりました。殺人を禁じる国が殺人を犯すのはおかしい、と。
しかし、この考えは下敷きとして元来大変にアナーキーで反社会的な思考だったアタシが居た、という前提が必要です。なので、いわゆる凶悪犯罪等が起こっても「加害者の立場」でモノを考えるアタシが常に居たのです。「こんな事をしでかすという事はよっぽどの事情があるのだろう」とかですね。
それが変わってきたのが、友人関係はもとより恋人等を通して家族とのかかわりが変わってきてからでしょうか。「恋人もいずれ家族になる」という発想がわくと同時に、生まれて初めて「他人を大切に思う」気持ちがわいてきてから随分考えが変わりました。
だって・・・、もしも自分の大切な人を殺されたりしたら俺は許さないよ。刑務所の中に入ってでもそいつを殺しちゃうよ。
なので・・・、今は死刑という制度を支持しません。ただ、終身刑も必要かな、と。
アメリカなんかでは、重大な事件を犯した人間を終身刑等にして生かし、あらゆる犯罪学のサンプルとしてインタビューしたりなんかします。有名なのが「羊達の沈黙」のハンニバル・レクター博士でしょう。あれはフィクションですが、実際のFBI心理分析官は刑務所や拘置所におもむき話を聞く事があるのです。
そういった点では非常に有用とも思えます。

しかし・・・、死刑廃止論者の横暴なものの考え方には辟易します。
しつこいようだが、彼らは被害者感情を一切考慮していない。裁判というものさえ、彼らのために存在するものだとは思っていない。法改正され、今後は被害者サイドが法廷に立って加害者に質問できる事になったが、それもつい最近の話。多くの弁護士は面白くない気持ちでいっぱいでしょう。

ただ・・・、死刑の執行については安楽死を提案したいです。できれば本人も気づかないように。