言論封殺 リアルタイムに起こった

たかじんのそこまで言って委員会である。
毎週日曜放送なので今日も放送だ。
東京圏以外では放送されている。
その内容に関しては、政治経済から芸能文化まで硬軟織り交ぜ作り上げられている。
基本スタイルとしては番組側から用意されたテーマに対し、レギュラー、ゲストを含めた各パネラー達が喧々諤々討論を交わすというシンプルなもの。
東京圏で放送されないのはその発言内容や、テーマが「過激」ともとれるレベルの直言にある。歯に衣着せぬとはこの事か。

そ・こ・で、である。

まず下敷きとして、先日の放送であるパネラーの「TVに出てる中国人は皆スパイだ」との趣旨の発言を抗議された一件がある。

本日放送の内容だが、当初の予定としては三つのテーマのうちの一つに「中国と台湾」があった。
この番組は直言が過ぎる事もあり、過激さが売りの「放言番組」とも取られがちだが、実はちゃんと事前の打ち合わせ等を行い、放送に反映されないやり取りも行った上で収録に至っている。
「段取り」が組まれているということに関しては一般の視聴者が思っている以上に綿密に行われているのだ。

それが、放送収録20分前に急遽内容が変更された。
「日本と北朝鮮」にテーマを変更されたのだ。
大慌てどころの騒ぎではない。
あの番組を見たことのある人なら分かるが、「煽りV」の作りこみで言えば半端ない。一週間で本当にここまでできるのか?というほどに多彩な情報とその深い見識で実に巧妙に作られているのだ。
しかし、緊急でテーマ変更。

これには現場も相当粟を食ったようで、元中華民国総統府顧問金美齢氏も出演していたのだが、彼女を含め現場にはどこか空虚な空気が流れたという。

この異例とも言える突然の番組収録内容変更劇。
どうやら、「よみうりTV」一社の、要するに大阪の一放送局レベルでの判断ではないらしい。
キー局、何だったらその上の新聞社からのお達しらしい。

何が起こっているのか、正確な事は分からないが「中国と台湾」について語る事は公共の電波のコンテンツとしてふさわしくない、と判断する人がいるのは間違いないようだ。
もう少し踏み込んで言うと、台湾をクローズアップされると困る人達がいるのだ。

日本には言論の自由などない。

追記22:58
読んでて赤面モノのコメントが寄せられているので、書いておきます。
上記番組内容の「差し替え」は出演者が明かしているものである。
安易にフォローしてよい国などではないのだ、あの赤い国は。