ハンニバル

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2001年/米/131min.
監督:リドリー・スコット
脚本:デビット・マメット スティーブン・ザイリアン
製作:ディノ・デ・ラウレンティス マーサ・デ・ラウレンティス
主演:アンソニー・ホプキンス

あらすじ
全米を震撼させた猟奇殺人犯「バッファロー・ビル」の逮捕(正確には射殺)により一躍FBIで出世したクラリススターリング捜査官(ジュリアン・ムーア)と、同時期脱獄に成功した「人食いハンニバル」の異名を持つ連続猟奇殺人犯ハンニバル・レクター元博士(アンソニー・ホプキンス)。事件を通じて奇妙な交流を持った二人の十年後の数奇な巡り合せを描く。
華々しい大捕り物から一転、仕事では苦しい状況の続いたスターリング捜査官。ある日、捜査上における同僚の過失からマスコミのバッシング等により一線から外れる事になるが、それを見ていた男が一人。
その男は逮捕前の「人食い」時代のハンニバルの犠牲者の一人であり、唯一の生存者であった。復讐に燃える彼はスターリング捜査官を利用し、レクターの行方を追う。
しかし、かの報道を見ていたのはレクターも同様であった。それぞれのアプローチでスターリング捜査官へと接触を試み、彼女とレクターと復讐に燃える男の三人を中心に物語は展開する。

レビュー
と、いうわけで「羊たちの沈黙」は生涯ベスト10に入るくらい好きなのに、見てませんでしたよ、とw
実は「羊たち~」以前に撮られた映画が一本あって、「レッド・ドラゴン」っていうんだけどそっちは見てたんよね。リメイク前の逸品の方ね。ちなみに軽く触れておくと、「レッド~」はレクターを捕まえた人のお話ね。そう聞くとドキドキしない?wしないかwアタシはすげー興奮するw「どんなすげーヤツなんだ?!」ってw
話が逸れた。なので、レビューを書くにはシリーズ通して書かにゃならんのだが、それはまた機会があれば。てか、その気になればw
その昔多かったスプラッタ映画とかってもう絶滅したよね?ほとんど。「恐怖」の表現方法をガラリと変えたまさしくエポックメインキングな映画の「その後」続編なので自然と期待が高まると同時に続編の悲しさか、「どうせ前よりすごいのやるぞ!とかでしょ?」な感覚も持ってしまう。それもこれもその映画が「刺激」を過分に含んでいたからであろう。ま、普通に考えたらエスカレートするしかないですわな。
その点で行くと、今回は表現方法などに幾分の変化が見られる。緊張感を演出しているのだろう。そこでいかんせん残念なのがレクター博士に微妙な生活感があることwあと、セットというかロケーションにおける迫力不足がある。
ネタバレしないように書きたいが、レクター博士の危機脱出も何だかチープな表現に思えた。
でもまぁ・・・、冷蔵庫に髪を固定させてああいう風にできて、良かったね、レクター博士
ちなみに、今公開中の「ハンニバル・ライジング」は日本が大きく絡んでいるとか。興味あるw

あ、最後になっちゃったけど

採点
☆☆☆★★

充分及第点です。払ったお金分くらいは全然楽しめます。
前作が好きだった方は是非どうぞ。

追記12:54
書き忘れた事を。やはりスターリング捜査官とレクター博士の間にある不思議な信頼感というか、二人の関係性というのは何とも面白いと思った。

追記15:51
そういえば「羊たち~」で主演を張ったジョディ・フォスターは今作では降板。オファーを受けなかったとか。違う女優さんがクラリスを演じたわけだが、違和感はほぼ無かった。個人的に、だがw