不定期連載 3 生保というビジネス

しゃっくりに久しくなっておりません。
イカ臭いに変わる表現ってないですかね?
キミにキスを、ちうべいです。

さてはて、本当はPRIDEの経営権移譲について書きたかったです。
移譲という言葉も微妙なんですけどね。
そう、そこ。結局は情報不足。
資本関係がどうなっているのかが分からないので迂闊に書けんのですよ。発表されたことをなぞるだけの記事なら誰でも書けるんですが、ポイントは出資者のバックボーン。
そーるーさんなら分かるかも知れないですが、資本ってのは何色なのか?って大事なんですよ。色に例えましたが、要するに何でできてるのか?ってことですね。
個人資産100億円!とか軽いコピーがTVで横行してたりしますが、着目すべきは総額ではなく、内訳なんですよね。だって、自分が作った会社の株を100億持ってたって明日にゃいくらになってるか分かりませんし、今書いたように資産って現金預金だけじゃないんですよ。
今回、買収に乗り出した何とかってオッサンが何者なのか?目が離せません。

前振り長っwwww
本題w
まぁ、上記の話にもつながるんですが保険というビジネスについて軽く書いておきます。
これは金融商品全体に関わる話です。
よく知らない人も一度は読んでおいてください。

生保にはあらゆる特約を含む契約上の「オカズ」がついてきたりします。満期返礼金とかはいわゆる「かけ捨てではありません!」とかの宣伝文句につながるわけですな。前述定期なんかも特約にするパターンが多いです。
以前アラキさんが仰っていた個人年金等を特約にしたり、医療特約をつけるのもよくある話です。

そ・こ・で、よく聞くのが「配当アリ/ナシ」ですね。配当って何じゃらホイ?ってことです。

競馬の話題じゃねぇぞ。内容的にはある意味大差ないかもだけどw

配当ってのは「資金運用して儲かったらアンタにもやるよ」ってことです。一般的に聞く機会があるとすれば株主配当とかですね。日本は株主配当がショボい上に厳然たる二重課税なのでアホらしくて狙う気になれませんが・・・、まぁ保険の配当も狙う気になれねぇか。

ここからです!要するにこの「オカズ」関連が最も保険の金融商品らしい側面であり、本チャンの保険金よりもその仕組みを分かりやすく現しているのです!

脱線しようかな~?やっぱり金融商品の概念を軽く書いた方がいいよね?そーるーさん。

よし、おじさん簡単に書いちゃうぞ!ウソだ!w長いぞwww

金融商品っていうのはその多くが実体がなく、「売り買い」と聞くと本当に売り買いして儲けているように思いますが違います。その多くは

手数料

で儲けているのです。ココは大事です。
最たる物が株ですね。証券会社に行ったら野菜や電化製品のように株を売ってると思う人が多いかもしれません。そして、安く仕入れた証券会社が利益を載せて売っていると。
違います。パーセンテージの手数料を載せて「仲介」しているだけです。だから売れようが売れよまいが基本的に在庫過剰になったりするものじゃないんです。この辺は詳しく書くとまた話が変わるんですが、ざっとそういうことだと覚えてください。
だから、証券会社の営業とかがジジババの家に足しげく通って毎月のように「先月買った○○ですが、売って××買いましょう」とか言ってコロコロ意見変えてるのはこのためです。客に長期保有されるよりは客が得をしようが損をしようが「売り買い=取引」をすればどっちに転んでも証券会社には手数料が入ってくるんです。

ここで保険会社に話を戻します。
例えば、終身に500万、定期に2000万の生保に入ったとしましょう。そして、生涯払い込み総額が400万だったとしましょう。どうですか?もしもこの計算どおりに保険金が支払われていれば保険会社は契約するたびに2100万円の赤字ですwしかし、そんな損しかしないビジネスなどするわけがない。どうやって儲けるのか?このカラクリが肝要。

資金運用

しているのです。これが大事です。もちろん、定期に払ったお金はドブに捨てたも同然になる可能性が高いです。働き盛りに子供残して死ぬ人はムチャクチャ少ないですからね。そうなると実際に客に下りる保険金は500万・・・と。こういう盲点を抜きにしてwまずは資金運用w
そう、簡単に言うとみんなからかき集めたお金で投資してまわっているのです。
分かりますか?
だから、株が安くなりまくると保険会社とかはメッサァBlueになるのです。一度「サンデープロジェクト」なる番組で「どの生保も本当はツブれてる」って発言で業界中がひっくり返ったことがありましたが、不景気になったら当然生保はみんなに払う保険金も用意できなくなっちゃうのです。
だからつぶれた保険屋さんもいくつかありますよね。
もちろん日本は優しい国なので、救済措置があったりするわけですがw
どこの会社でも昼になったら食堂に生保のねぇちゃんやおばちゃんが出入りしてますよね?あの人達も取れた契約次第とはいえ、外資でもない限りそこまでムチャクチャな賃金差がなかったのが日本。そいつらを食わせようと思ったら色々しなきゃならんわけですよ。

どうでしょうか?何となくでも分かっていただけたでしょうか?
銀行、保険、証券が金融業界のセットとして語られる所以。
生保って言うとCMのイメージもあって人生を助けてくれる尊いビジネスをなさる皆さんで、証券会社はホリエモンとかみたいな金儲けだけのイメージで、銀行はお堅い、と。
同じです。
形やイメージがいくら違っても結局やってることは同じなのです。

確かに資金の運用で飯を食ってると言うと何だか人のふんどしで相撲を取ってる輩のようですが、彼らのおかげで社会の資金は潤滑しているとも言えます。

ん~、誤解を生みかねないので興味があったら自分で調べてみてくださいwwww
ここで読んだ事をよそでそのまま喋ったりしないようにwwww

次は現実的に入った方がいい保険、を書きます。