JOJO4 ~誇り高きその血統~
はやりの「ちょいワル」って中途半端で間抜けなイメージないですか?
こんにちは、ちうべいです。
第二部です。
波紋のシリーズの集大成ともいえるシリーズです。
個人的には一番好きです。
第一部では、色彩に例えられる波紋が多かったです。メタルシルバー、サンライトイエロー、ターコイズブルー等ですね。
第二部ではよりバリエーション豊かになっています。道具等を豊富に使っているのです。
また、敵の攻撃方法も一気に多彩になっております。
第一部はその極端さ、変態性が攻撃方法の違いにつながっておりましたが、今回ははっきりとした違いがあります。光、炎、風がそれに当たります。
中でもアタシは光が一番好きです。カーズ、カコイイ!!!!
特に、ワムウとジョセフの決闘シーンでゾンビに合図を送る時とか抜群にカッコいいのです。
そして、ここから憎めないお笑いチックなキャラも現れます。無理矢理な見方をすればアノ人もその線でつなげなくないですが・・・、そう、シュトロハイムです。
(ダイアーさん→)シュトロハイム→ポルナレフ→億泰
といったところでしょうか。億泰の次にミスタを持ってきたいところですが、ちょっと遠慮しておきます。
シュトロハイムのキャラはよその漫画ではありえませんので、ご存知ない方は是非一度ご覧になってください。
この第二部はおもにジョセフの「ひらめき」と「知恵」で闘います。
荒木飛呂彦のもうひとつの特徴。トリック等を使った頭脳戦や心理戦の描写が非常に多いです。
その著者も言う「人間賛歌」の色合いが一番強いのがこの作品とも言えるかもしれません。
機械とかもふんだんに出て来ますが、一番生き物として息遣いを感じます。アタシの大好きなカーズという男はJOJOの歴史上でも屈指の下衆なのですが、小さな命を愛でる優しい気持ちを持っていたりします。そこにシビれるッ、憧れるゥ!!!!!
この第二部はある意味ではスゴく浮いているかもしれません。
第一部とこの第二部だけが「波紋」を主軸にしているのですが、第一部と第三部が密接な関わりがありますので、ここだけは若干特別です。また、第一部で登場するゾンビや吸血鬼達の親玉ともいえる連中が出てきますが、その面々もこの第二部だけです。
ストレイツォが蘇ってうれしい腐女子には印象深いかもしれませんがw
ある意味、「戦い続けていくことの切なさ」を一番表現できているかもしれません。
他とは比べ物にならない「生存競争の過酷さ」も表現されているとも言えるかと。
のちに沢山のキャラクター、スタンドが現れますが未だにカーズを超えるカッコ良さを感じた事はありません。
スタンドばかりに目が行きがちですが、どうぞ第二部も忘れないでください。